*大統領選挙に続くタリバンのテロ

*大統領選挙に続くタリバンのテロ

記事年月 2019年10月-12月
号数 85
媒体 国外
大分類 【B-4. 中東・西アジア】
国名 アフガニスタン
トピック
タイトル *大統領選挙に続くタリバンのテロ
本文  12月22日、大統領選挙の暫定結果を同国の選挙管理委員会が発表。再選を目指す現職のガニ氏が得票率50.64%で首位、アブドラ行政長官が39.52%で続く結果となった。しかし複数の陣営が一部の票の有効性を疑問視しており、アブドラ陣営は同日、暫定結果に対して「受け入れられない」との声明を出すなど、集計をめぐる問題や対立が生じている。地元メディアによると、集計の過程で、投票所に設置された本人確認用の生体認証機器の不具合などが発覚しており、今後事態は紛糾する可能性がある(東京12/23ほか)。9月28日の投票より3ヶ月を経ても選挙結果が確定しない状況下で、反政府の立場をとるイスラム主義武装勢力タリバンや過激派組織「イスラム国(IS)」によるテロや暴力が頻発するなど、現地では不安定な情勢が続く(産経12/3ほか)。また、11月28日には、トランプ米大統領がアフガニスタンを訪問し、タリバンとの和平協議を再開したと表明したものの、12月23日にはタリバンによる攻撃で米兵1人が死亡するなど治安改善への道筋は見通せない状況である(赤旗12/24ほか)。
[→『ラーク便り』84号46頁参照
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