*イスラム革命後最大規模の反政府デモ

*イスラム革命後最大規模の反政府デモ

記事年月 2019年10月-12月
号数 85
媒体 国外
大分類 【B-4. 中東・西アジア】
国名 イラン
トピック
タイトル *イスラム革命後最大規模の反政府デモ
本文  ガソリン価格の値上げを政府が発表したことを発端に、11月15日に首都テヘランや聖廟を擁するシーア派巡礼地のマシャドなど主要都市をはじめとして国内全土で反政府デモが発生した。地方都市でもデモ隊の一部が暴徒化して政府機関や銀行、モスクやイスラム神学校を襲撃し、精鋭部隊「革命防衛隊」が取り締まりの強化を発表した。17日に最高指導者ハメネイ師は政府を擁護しデモ隊を非難する演説を行った。20日にロウハニ大統領はデモの終息を宣言したが、シーア派の政教一致体制に対する国民の不満は依然として高まっており、政権側は体制維持のため今後も警戒と弾圧を強めるとみられる。今回の一連のデモは1979年のイスラム革命以降最大規模のものとされ、12月16日の国際人権団体の発表によると死者は304人に上るという(朝日11/19ほか)。
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