*カイロ近郊でローマ時代のカタコンベ発見
| 記事年月 | 2019年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 85 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | エジプト |
| トピック | |
| タイトル | *カイロ近郊でローマ時代のカタコンベ発見 |
| 本文 | 首都カイロ近郊のサッカラ遺跡で初めてカタコンベ(地下集団墓地)が発掘されたと、エジプトと合同で調査を行った日本調査隊が11月13日に発表した。遺物や形状などからローマ帝国支配期の1~2世紀のものと推測されるという。幅約2.5m、奥行き約15mの通廊の両側には5つの側室が備えられた岩窟墓があった。入り口から2体のライオン像が出土し、数十体のミイラを含む遺体が安置されていた。また副葬品として、来世で死者を守護するとされた古代エジプトのイシス女神と、ギリシャの愛と美の神とされたアフロディテ女神を習合させた像も発見された。調査隊の河合望・金沢大学教授は「古代エジプトの文化と古代ギリシャ・ローマの文化が融合する貴重な史料として活用したい」と述べた(朝日11/14ほか)。 |