*総選挙で国民党が移民排斥を主張し勝利
| 記事年月 | 2019年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 85 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
| 国名 | オーストリア |
| トピック | |
| タイトル | *総選挙で国民党が移民排斥を主張し勝利 |
| 本文 | 9月29日に行われた議会(下院)選挙で、クルツ前首相が率いる中道右派・国民党が38.4%(6.9ポイント増)の得票で第1党となり、連立与党であった極右・自由党は、党首のスキャンダルなどの影響で17.3%(8.7ポイント減)と大きく後退した。選挙戦で国民党は、「オーストリアのキリスト教的アイデンティティーの保護」「刑法で政治的イスラムを禁止」「過激思想を広める礼拝所の取り締まり強化」「移民による社会給付の不正受給をなくすため特別の部署を作りすべての給付を点検する」などの政策を並べ、自由党の票を奪う形となった。国民党は2020年1月2日、環境政党「緑の党」との連立合意を発表し、学校での14歳以下のスカーフ着用を禁じる等の方針を追加で発表した(朝日10/1ほか)。 |