*各地寺院で防災設備の点検作業を実施
記事年月 | 2019年10月-12月 |
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号数 | 85 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-8.その他の宗教関連事象】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *各地寺院で防災設備の点検作業を実施 |
本文 | 首里城の火災を受け、消防庁と文化庁は文化財建造物の防火対策を指導するよう、全国の市町村に指示した。それに伴い全国の寺院や神社では、消火設備などの確認作業が行われた。新潟県小千谷市の魚沼神社と慈眼寺では、同市消防本部と市職員が立ち会い、点検作業や防災指導が実施された(新潟日報・新潟11/8)。法隆寺や姫路城、福井市の大安禅寺、富山県高岡市の瑞龍寺などでも同様の作業が行われた(産経・東京11/7ほか)。 一方、民間団体が所有する重要文化財では、防火対策の費用負担が問題になっている。重要文化財渡部家住宅保護財団が所有する松山市の「渡部家住宅」は、市からの補助金を活用しても防火対策費の4分の1は財団が負担しなければならず、維持管理には限界があるという。同財団の管理者はこのような状況に対して「国や県など公的な機関が管理してくれたらいいのに。海外のように(重文に)指定された時点で国が所有・管理してほしい」と話す(愛媛・松山11/24)。 |