*身延山大学の仏像修復事業が20周年の節目
| 記事年月 | 2020年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 86 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
| 国名 | ラオス |
| トピック | |
| タイトル | *身延山大学の仏像修復事業が20周年の節目 |
| 本文 | 北部の古都ルアンパバーンで身延山大学(日蓮宗)が進めてきた仏像修復事業が2020年で20周年を迎え、2月18~22日の日程で交流会と祈念法要が企画された。フランスによる植民地化と日本軍進駐を経て、大戦後はインドシナ戦争とベトナム戦争を経験したラオスでは、戦災復興に多くの労を費やしたために仏像修復技術が絶たれていた。その後、仏像群の著しい損傷を知った身延山大学の柳本伊左雄特任教授がルアンパバーン郡内の寺院で調査を始め、2001年にラオス情報文化省と協定を結んで修復事業を開始した。現在までに修復が完了した仏像は74体で、持田日勇学長は修復事業によって「世界に向けてラオスの仏教文化を発信」することに寄与できたのではないかと語っている(文化時報2/8)。 |