*チベット大蔵経の写経に金沢の金粉を使用

*チベット大蔵経の写経に金沢の金粉を使用

記事年月 2020年1月-3月
号数 86
媒体 国外
大分類 【B-3. 南アジア】
国名 ブータン
トピック
タイトル *チベット大蔵経の写経に金沢の金粉を使用
本文  ブータン王国が国家事業として進めるチベット大蔵経の写経作業に、石川県金沢市の金粉(金沢箔)が使用されていることから、2月14日、同プロジェクトの副理事長を務める金融庁総裁ダショー・ペンジュール氏が金沢市を訪問した。翌15日にかけて、金箔の製造業者と懇談するとともに、市内の工房や寺院を視察するなど金沢市民との交流を深めた。ペンジュール氏によると、金沢の金粉が選定された理由は、仏教国である日本との縁や藩政期から金箔工芸で発展し質の良い金粉が現在も金沢で生産されていることにあるという。なお、のべ20~30kgの金粉を要する全108巻、6万5千頁にわたる写経作業は、現在45人の高僧によって15巻まで進められており、2022年末の完成が目指されている(北国2/16)。
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