*中東和平案発表、親イスラエル色強く
| 記事年月 | 2020年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 86 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | イスラエル |
| トピック | |
| タイトル | *中東和平案発表、親イスラエル色強く |
| 本文 | 1月28日、トランプ米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と共同会見を行い、「世紀のディール(取引)」と位置づけてきたイスラエルとパレスチナの中東和平案を発表した。テロ防止などの条件付きでのパレスチナの独立国家樹立の容認、約500億ドル(約5兆5千億円)規模の経済支援策の提案などパレスチナ側への譲歩が盛り込まれた。しかしヨルダン川西岸のユダヤ人入植地でのイスラエルの主権を容認し、イスラム教などの聖地を含むエルサレムを東西不可分の「イスラエルの首都」と認定するなど、全体的にはイスラエルの占領政策を追認する内容となった。ネタニヤフ氏は「バランスが取れた和平案」としてトランプ氏を称賛したが、パレスチナ自治政府のアッバス議長は「世紀の侮辱」として和平案の受け入れを拒否した。同日ヨルダン川西岸やガザ地区では多くの市民が抗議デモを行った(毎日1/30ほか)。 |