*異例の3度目総選挙、ネタニヤフ首相続投へ
| 記事年月 | 2020年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 86 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | イスラエル |
| トピック | |
| タイトル | *異例の3度目総選挙、ネタニヤフ首相続投へ |
| 本文 | 2度の組閣失敗による異例の3度目の総選挙(定数120)が3月2日に行われ、ネタニヤフ首相率いる与党・右派政党「リクード」が36議席を獲得し第1党の座を奪還した。ガンツ氏率いる最大野党の中道野党連合「青と白」は33議席で第2党となった。汚職問題で求心力の低下に苦しむネタニヤフ氏は、1月に親イスラエル色の強い中東和平案が発表されたことを外交実績としてアピールしていた。しかし右派・ユダヤ教の宗教政党を合わせてもネタニヤフ首相続投支持が過半数に達しなかったため、16日にリブリン大統領はガンツ氏に組閣を要請。政権交代の可能性も浮上した(日経3/17ほか)。しかし26日にガンツ氏は一転してリクードと大連立を組む意向を表明した。ネタニヤフ氏が首相を続投し、2021年9月にガンツ氏に引き継ぐことで合意したという。この方針転換の背景には新型コロナウイルスに対する危機感があったとみられる(読売3/28ほか)。 [→『ラーク便り』83号小特集③、84号47~48頁参照] |