*紀元前の青銅製首飾り発見、「ナブー神」の記述
| 記事年月 | 2020年1月-3月 |
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| 号数 | 86 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | イラク |
| トピック | |
| タイトル | *紀元前の青銅製首飾り発見、「ナブー神」の記述 |
| 本文 | 2月14日付の『日本経済新聞』の記事によると、中部大学の西山伸一准教授の調査団が2017年8月に北部スレイマニヤに位置する都市遺跡ヤシン・テペで発見した青銅製の首飾りについて、その後の研究により楔形文字が刻まれていることが分かったという。三日月の形をした首飾りは紀元前8世紀後半~同7世紀前半のアッシリア帝国時代のものとみられ、大きさは縦約18cm、横約15cmで、重さは約500g。文字の解読により少年の持ち物であることが分かり、信仰の対象であった「ナブー神」の神殿に少年が労働者として送られ「ささげられた」とする記述も見られた。信仰の中心だった王都から200km以上隔たった地域にも神殿が存在し、帝国が信仰を拡大させていた可能性が指摘されている(日経2/14)。 |