*聖地コムから新型コロナウイルス感染拡大、死者千人超
記事年月 | 2020年1月-3月 |
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号数 | 86 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | イラン |
トピック | |
タイトル | *聖地コムから新型コロナウイルス感染拡大、死者千人超 |
本文 | 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月28日に政府は首都テヘランをはじめ20以上の州で金曜の集団礼拝を中止した。イランでは19日に中部のシーア派の聖地の1つコム(ゴム)で最初に感染者の死亡が確認されてから感染が拡大した。シーア派の聖廟を擁するコムには巡礼や留学のため世界各地から多くの人が集まるが、聖地での礼拝や宗教学校などで他人との至近距離での接触の機会が多いことが感染拡大の一因として指摘されている(産経3/2ほか)。宗教活動の規制に対して消極的な聖職者や信者もおり、3月16日にはコムや北東部の巡礼地マシャドの聖廟への入場禁止措置に反対する強硬派の人々が警官隊と衝突する事件が起きた。19日時点で死者が1,200人を超え、20日にペルシャ暦の新年ノウルーズを迎えるイランでは国内だけではなく周辺諸国への感染の拡大も懸念される(毎日3/24ほか)。 |