*各地神社で接触感染防止の取り組み

*各地神社で接触感染防止の取り組み

記事年月 2020年1月-3月
号数 86
媒体 国内
大分類 【A-1.神道】
国名 日本
トピック
タイトル *各地神社で接触感染防止の取り組み
本文  新型コロナウイルスの感染拡大を受け、神戸市の湊川神社は接触感染のリスク低減のため、拝殿の鈴を鳴らす鈴緒や参拝者が手を清める手水舎のひしゃくを撤去した。同神社の広報担当者は、鈴緒で鈴を鳴らすのは古くからの習わしではなく、「なくても参拝に支障はない」と話し、手水の代わりとしては「はらいたまえ、清めたまえ」と心の中で唱えるか、家を出る前に塩で清めると良いと呼びかけた(神戸・神戸3/4)。和歌山県の世界遺産「紀伊山地の霊場と参拝道」に登録されている熊野三山でもひしゃくを撤去し、手水は社務所前の流水を使うように呼び掛けたり、おみくじのそばにアルコール消毒を置いたりするなどしている(紀伊民報・田辺3/8)。大阪市の住吉大社では、ひしゃくを撤去したことに加え、「パワースポット」として信仰の対象となっている境内の五所御前を封鎖した。同御前は、約1,800年前に大社が鎮座した際に最初に祀られた聖地とされており、小石を拾ってお守りにすると願いが叶うという信仰がある。今回の封鎖は石を拾い上げる際の接触感染を防ぐことを意図しているという。同大社は他にも、参拝者が手を触れる「翡翠の撫で兎」や「おもかる石」といった人気スポットの公開を中止した(大阪日日・大阪3/10)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る