*結婚式や葬儀にも新型コロナの影響

*結婚式や葬儀にも新型コロナの影響

記事年月 2020年1月-3月
号数 86
媒体 国内
大分類 【A-3.習俗・慰霊】
国名 日本
トピック
タイトル *結婚式や葬儀にも新型コロナの影響
本文  新型コロナウイルス感染拡大を受けて人混みへの警戒感が高まった2月末以降、結婚式の延期やキャンセルが相次いでいる。自粛の風潮と高額なキャンセル料の板挟みで悩む声が多く報じられる中、挙式延期のための追加料金を不要とした式場もあった。さらにスタッフの検温や消毒液の設置など、式場側は対応に追われた。葬儀については延期が困難なため、縮小傾向が目立つ。葬儀関連情報サイトを運営する「鎌倉新書」が3月10日から14日にかけて提携先の葬儀社128社を対象に行った調査では、半数近くが「参列者が減少した」と回答。会葬者に焼香だけで帰ってもらうケースも多い。僧侶側もマスクを着用して読経したり、接触感染を防ぐため経本の配布を見合わせたりと、異例の対応を実施している(読売・東京・夕3/17、3/21、中国・広島3/18ほか)。
そうした中、業界では新たなサービスが次々に登場した。葬儀サービスを提供する「よりそう」は、近親者のみで密葬を行い、後日改めて多くの参列者を迎えて「後葬(あとそう)」を行う形式を提案。後葬の費用を割り引くサービスを期間限定で提供した。葬儀仲介サイトを運営する「ユニクエスト」は、参列が難しい人に向けた訃報連絡共有サービス「enishi(えにし)」を始めた。電子メールなどで訃報文を送信すると、受信者はメッセージを別の人と共有でき、さらにクレジットカード決済で任意の金額を香典として送ることができるという(産経・東京3/13)。
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