*公明党の新型コロナ対策

*公明党の新型コロナ対策

記事年月 2020年1月-3月
号数 86
媒体 国内
大分類 【A-6.政治と宗教】
国名 日本
トピック
タイトル *公明党の新型コロナ対策
本文  新型コロナウイルスの感染拡大は、公明党の政治活動にも影響している。2月18日、山口那津男代表は、不特定多数を対象にした不急の集会は自粛し、党大会は9月に延期する方針を発表した。また一方で、自民党が新型コロナウイルスの対策本部を週1回開催するのに対し、公明党は週2回のペースで会合を開き、政府へ積極的な提言を行っている(読売・東京2/19、産経・東京2/26ほか)。
    新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案をめぐっては、政府が3月5日に同法改正の条文を示し公明党に了承を求めたが、公明党は「(私権制限を伴う緊急事態)宣言の要件を明確にする必要がある」との指摘が党内で相次ぎ、いったん判断を見送った。6日の党会合で公明党は政府から特措法に基づく行動計画には専門家の意見聴取を明記しているとの説明を受け了承したが、緊急事態宣言の運用をめぐる慎重論は党内で根強い(産経・東京2/22、東京・東京3/7ほか)。緊急経済対策については、政府は収入が減少した約1千万世帯を対象に20万円から30万円程度を給付する案を検討しているが、公明党は一定の線引きを設けた上で1人あたり現金10万円の給付を政府に求めている。与党内での支援策は3月いっぱいまでにとりまとめられ、4月に策定する経済政策に反映させる予定(朝日・東京3/28、産経・東京3/28ほか)。
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