*映画『名もなき生涯』評
記事年月 | 2020年1月-3月 |
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号数 | 86 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 1月 |
国名 | 日本 |
トピック | キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞 |
タイトル | *映画『名もなき生涯』評 |
本文 | 第二次世界大戦中に徴兵を拒否したことで斬首され、後に福者に列せられたオーストリアの農夫、フランツ・イェーガーシュテッターの人生を描いた映画『名もなき生涯』(テレンス・マリック監督)が、キリスト教関連各紙で紹介された。キリスト教の信仰に基づき「人を殺す」ことを拒んだフランツと、それにより村八分の扱いを受けるようになった妻子の孤独や苦悩とともに、組織を守るために「中立」を保ち、獄中のフランツに対し、「神は安寧と幸せを望んでおられる」と説諭するカトリック聖職者らの姿も描き出された。12月4日にバチカンで公式上映され、絶賛されたという。同映画は、2019年のカンヌ国際映画祭でエキュメニカル審査員賞を受賞した(カ5日付、キ21日付、ク26日付および2月2日付)。 |