*神代三山陵に天皇の奉幣

*神代三山陵に天皇の奉幣

記事年月 2020年1月-3月
号数 86
媒体 専門紙
大分類 3月
国名 日本
トピック 神社新報
タイトル *神代三山陵に天皇の奉幣
本文  天皇陛下は3月14、16、18日の各日、鹿児島県薩摩川内市の可愛山陵(えのみささぎ)、同霧島市の高屋山上陵(たかやのやまのえのみささぎ)、同鹿屋市の吾平山上陵(あいらのやまのうえのみささぎ)のいわゆる神代三山陵に勅使を遣わし、奉幣を行った。これは天皇が一代に一度行う儀式とされる。天照大神の孫にあたる瓊瓊杵尊の子が火火出見尊であり、その子が鸕鷀草葺不合尊。さらにその子が初代天皇の神武天皇であると伝えられる。江戸時代後期、薩摩藩主・島津重豪により領内の御陵の調査が開始。1874年に現在の三山陵が治定された。この三山陵への一代一度の奉幣は、昭和天皇が1929年に勅使を遣わしたことに始まる。以後、上皇陛下も1991年に勅使を差遣し、儀礼が受け継がれてきた(30日付)。
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