*オウム子どもの人身保護請求事件に着目
記事年月 | 2020年1月-3月 |
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号数 | 86 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 3月 |
国名 | 日本 |
トピック | 仏教タイムス |
タイトル | *オウム子どもの人身保護請求事件に着目 |
本文 | ジャーナリストの藤田庄市氏による「忘れられた『オウム子どもの人身保護請求事件』」との記事。オウム事件については、地下鉄サリン事件以降に発覚した刑事事件、裁判に主たる注目が集まりがちだが、1990年時点で、子どもを連れてオウム真理教に出家した主婦らに対して、大阪で夫らが人身保護請求を起こしていた事件を、当時の裁判資料から掘り起こす。裁判所は実地調査を認め、調査結果は教団内部の衣食住の劣悪さ、子どもの教育が保障されていないこと、社会的交流の遮断された様子などを明らかにした。裁判は基本的に夫側の勝訴だった。藤田氏は「(オウムの問題点を明らかにしていた)こうした事実をきちんとメディア、社会が忘れずに受け止めていたならば、地下鉄サリン事件への道は閉ざされていたかもしれない」と総括する(19日付)。 |