＊離婚にクーリングオフ制度導入
| 記事年月 | 2020年4月‐6月 |
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| 号数 | 87 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
| 国名 | 中国 |
| トピック | |
| タイトル | ＊離婚にクーリングオフ制度導入 |
| 本文 | 5月28日、全国人民代表大会で「離婚のクーリングオフ制度」の導入が決まった。これに関連した規定は2021年1月から施行される民事関連の法令集に盛り込まれ、離婚届の提出後60日以内なら離婚の取り消しが可能になる。中国では、夫婦双方の合意があれば役所に届け出るだけで離婚が成立する。離婚届の提出後30日以内なら、夫婦の一方の意思で取り下げられる。さらに、60日以内に夫婦双方が役所を訪ねて離婚証明書の発行を申請しなければ、離婚は取り消される。民政省によると、1千人当たりの離婚件数を表す「離婚率」は過去20年で3倍以上に伸びている。新制度は、離婚率が上昇を続けるなか、ささいな夫婦喧嘩をきっかけにした衝動的な離婚を防止するのが目的だが、人口抑制策「一人っ子政策」が廃止された後も低調な出生率を改善させる狙いもあるとみられる。一方、家庭内暴力の被害者が離婚という逃げ道を失いかねない危険性も指摘されている（朝日5/29ほか）。 |