*ロヒンギャ難民キャンプで感染拡大の懸念
| 記事年月 | 2020年4月‐6月 |
|---|---|
| 号数 | 87 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
| 国名 | バングラデシュ |
| トピック | |
| タイトル | *ロヒンギャ難民キャンプで感染拡大の懸念 |
| 本文 | 5月14日、ミャンマーから逃れてきたロヒンギャが暮らす難民キャンプにおいて、初めて新型コロナウイルスの感染者が確認された。地元当局によると、確認された感染者はミャンマーとの国境近くに数十ヶ所ある難民キャンプの一つで暮らしていた。バングラデシュ国内における同感染症の罹患者は5月16日時点で2万人を超えるとともに、死者も300人を越えた。また、同国内に暮らすロヒンギャ難民の数は約100万人とも推計されることから、人口が密集するとともに医療体制が不十分な難民キャンプについて、支援団体は、感染爆発が起きて多数の死者が発生する危険性を指摘している(朝日5/16ほか)。なお、バングラデシュ政府は4月8日に、同感染症の拡大予防を目的として、難民キャンプへの食料の配布や保健・衛生活動など以外での出入りを禁じると発表していた(東京4/20ほか)。 [→『ラーク便り』76号39頁参照] |