*官報で無縁墓の情報求める

*官報で無縁墓の情報求める

記事年月 2020年4月‐6月
号数 87
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
タイトル *官報で無縁墓の情報求める
本文  岩手県宮古市の曹洞宗・慈眼寺では、供養する人がいない「無縁墓」の縁故者を、官報を使って探している。同寺によれば、2019年台風19号の復旧工事を行っていた際、寺に無縁墓が複数存在することがわかった。地中からは土葬された遺骨が見つかったことから、明治時代以前に埋葬された可能性があるという。現在は官報に情報を掲載して縁故者や所有者からの連絡を待っており、連絡が無い場合は無縁仏として「改葬」する。 無縁墓は寺院に管理料が入らないため、窮余の策として情報を官報に掲載し、手がかりを探すケースが相次いでいる。墓地埋葬法では、墓地に看板を立てて官報に掲載し、1年間申し出がなければ無縁墓の改葬が可能とされる。官報情報検索サービスによれば、県内で2015年以降に寺や自治体が無縁墓に関する情報を官報に掲載したケースは10件に上った(読売・岩手6/18)。
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