*「祭りのない夏」を乗り切る各地の工夫

*「祭りのない夏」を乗り切る各地の工夫

記事年月 2020年4月‐6月
号数 87
媒体 国内
大分類 【A-3.習俗・慰霊】
国名 日本
トピック
タイトル *「祭りのない夏」を乗り切る各地の工夫
本文  新型コロナウイルス感染拡大防止のため各地の祭りが中止・縮小となり、祭りの存続の危機や経済的な打撃が報じられる一方、「祭りのない夏」を乗り切ろうとする動きが話題を呼んでいる。北陸三大祭りとして知られる福井県坂井市の「三国祭」は祭りの華である山車の巡行を見送るかわりに、5月19日から21日まで「飾り山車」として山車を各当番区にて展示した(日刊県民福井・福井5/20)。宮崎県都城市では「おかげ祭り」で使用される「灯籠山車」に「疫病退散」の垂れ幕をとりつけ、市内2ヶ所にて展示を行った(読売・宮崎6/23)。
こうした取り組みのほか、ICT(情報通信技術)を活用する動きもみられる。北海道では道内の祭りを自宅で楽しめるサイト「どこでもお祭り北海道(どこフェス)」が4月下旬に開設された。同サイトでは月替わりで祭りの過去の会場の様子を写真などで紹介するほか、旬の食材の販売、クラウドファンディングによる2021年以降の祭りの開催の支援も行う(北海道・札幌6/3)。また各自治体や民間によるオンラインでの「ウェブ盆踊り大会」や神楽大会なども盛んに行われ、新たな祭りのあり方として注目を集めた(山陰中央新報・松江5/10、サイゾー6月号)。
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