*カトリック聖職者の性的虐待訴え16件
記事年月 | 2020年4月‐6月 |
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号数 | 87 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-4.キリスト教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *カトリック聖職者の性的虐待訴え16件 |
本文 | 日本カトリック司教協議会は4月7日付で、国内のカトリック聖職者による未成年者への性的虐待に関する調査結果をホームページに掲載した。協議会は2019年5月以降、全国の16教区や各地の修道会に対し、性的虐待の実態や教会側の対応などについてアンケート調査を実施。調査の結果、1950年代から2010年代までに計16件の被害の訴えがあったことがわかった。訴えた被害時の年齢は6歳未満1件、6~12歳5件、13~17歳6件、不明4件。聖職者が加害を認めたのは4件で、5件は否認、ほか7件は不明だった。否認した5件のうち第三者による調査が実施されたのは1件のみで、上位の聖職者による謝罪で終わるなど「消極的な対応事例も少なくない」という。訴え出たのは被害を受けてから10~30年後が最多で、50~70年後に訴えたケースもある。協議会は調査結果を「氷山の一角」とみており、引き続き実態把握に努めるとしている(朝日・東京4/16ほか)。 |