*滋賀県の官製談合事件が寺院改修に波紋
記事年月 | 2020年7月‐9月 |
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号数 | 88 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 7月 |
国名 | 日本 |
トピック | 中外日報 |
タイトル | *滋賀県の官製談合事件が寺院改修に波紋 |
本文 | 国宝や重要文化財の保存修理事業で設計監理を担当する滋賀県職員が国宝・宝厳寺をめぐる官製談合事件で6月に逮捕されたことが、寺院関係者にも波紋を呼んでいる。「談合はいけないが、同じ業者が工事をする方が効率的だ。今後はやりにくくなる」と話す文化財所有者もおり、木許守・龍谷大学教授は「単純に価格で落札業者を決める一般競争入札は、文化財修復にはなじまない」とも指摘する。また、逮捕された職員は、比叡山延暦寺の国宝・根本中堂の改修工事の設計監理も担当。同県には設計監理ができる主任技術者が2人しかおらず、改修日程への影響も懸念される(29日付)。 |