*SNSの差別的な投稿の放置に批判が高まる
記事年月 | 2020年7月ー9月 |
---|---|
号数 | 88 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | インド |
トピック | |
タイトル | *SNSの差別的な投稿の放置に批判が高まる |
本文 | フェイスブックが、ヒンドゥー至上主義を掲げる与党の政治家によるイスラム教徒への差別的な投稿を放置したとして物議を醸している。8月14日付の米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』の記事によると、インド人民党(BJP)に所属する政治家が「イスラム教徒は裏切り者」「モスクを破壊せよ」「ロヒンギャ難民は射殺」といった差別的な発言をフェイスブック上に投稿している。それらは同社の規定に違反するヘイトスピーチとして認定されていたが、政権与党との関係を重視する同社の現地幹部の判断からかかる差別的な投稿が放置されている。こうした事態に対して、最大野党である国民会議派は、モディ首相が率いるインド人民党とその支持母体であるヒンドゥー至上主義団体がフェイスブックなどの通信アプリを支配し有権者に偽ニュースと憎悪を広めていると批判し、その実態に関する調査やインド事業を担う経営陣の刷新を求めている(毎日8/23ほか)。 |