*イスラエルとUAEの国交樹立でパレスチナ内対立解消への動きも

*イスラエルとUAEの国交樹立でパレスチナ内対立解消への動きも

記事年月 2020年7月ー9月
号数 88
媒体 国外
大分類 【B-4. 中東・西アジア】
国名 パレスチナ
トピック
タイトル *イスラエルとUAEの国交樹立でパレスチナ内対立解消への動きも
本文  9月24日、パレスチナ自治政府の主流派ファタハとイスラム原理主義組織ハマスがイスタンブールで会合し、6ヶ月以内に自治政府の議長選と評議会選を行うことで合意した。両組織の対立によって2006年以降機能していなかった議会を成立させようとするこの動きは、パレスチナ問題を巡ってアラブ諸国と長年対立してきたイスラエルが8月13日にアラブ首長国連邦(UAE)との国交を正常化したことを受けたもの。イスラエルはエジプトとヨルダン以外のアラブ諸国とは国交を樹立していなかった。今回の国交正常化に伴う条件はパレスチナ自治区内にあるユダヤ人入植地の一部併合をイスラエルが停止すること。UAEはそれが中東和平問題の解決につながると主張するが、パレスチナ自治政府のアッバス議長はパレスチナ人の人権問題や併合された聖地エルサレムの問題などをUAEが放棄したものとみなし激しく反発している(日経・夕9/25ほか)。
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