*聖職者による「パワハラ」で労災申請

*聖職者による「パワハラ」で労災申請

記事年月 2020年7月‐9月
号数 88
媒体 国内
大分類 【A-4.キリスト教】
国名 日本
トピック
タイトル *聖職者による「パワハラ」で労災申請
本文  7月21日、カトリック長崎大司教区の聖職者からパワハラを受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し休職を余儀なくされたとして、同教区の女性職員が長崎労働基準監督署に労災申請することがわかった。女性は同教区の「子どもと女性の人権相談室」の相談員として聖職者による性被害などの相談を信徒から受ける立場にあった。記者会見した女性の代理人弁護士によると、女性は2019年2月、約120人の聖職者を前に教区幹部から叱責・暴言を受け、その後もいわれのないクレームなどを受け続けて体調を崩し、2020年6月から休職せざるを得なくなったという(毎日・東京7/22、長崎・長崎7/22)。8月に入ると、同事案をめぐって批判や抗議が相次いだ。聖職者らによる虐待を受けた被害者・支援者でつくる国際ネットワーク「SNAP」日本支部は8月7日までに、長崎大司教区に謝罪を求める声明を発表した(長崎・長崎8/8)。8月16日には、聖職者による性的虐待を訴える信徒らの集まり「カトリック神父による性虐待を許さない会」が、浦上天主堂の前でビラを配布するなどの抗議行動を実施した(長崎・長崎8/18)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る