*夏の催事中止による影響

*夏の催事中止による影響

記事年月 2020年7月‐9月
号数 88
媒体 国内
大分類 【A-8.その他の宗教関連事象】
国名 日本
トピック
タイトル *夏の催事中止による影響
本文  新型コロナウイルスの感染拡大に伴う花火大会や夏祭りの中止によって、関連業界や地域経済に深刻な影響が出ている。日本煙火協会によると、全国214ヶ所の花火大会の約9割が中止になり、花火業者の約半数が休業に追い込まれたという(読売・東京・夕8/3)。一方、夏祭りや縁日も軒並み中止となり、飲食店、美容室、露天商、金魚業者など影響は多岐にわたっている。徳島市の夏の風物詩として有名な「阿波おどり」も戦後初めて中止となった。徳島県の公益財団法人が徳島市と周辺10市町の宿泊施設を対象に行った調査によれば、49ヶ所の施設で延べ1万2千人以上が宿泊をキャンセルし、例年は84%以上に上る期間中の平均客室稼働率が15%に落ち込む見通し(東京・東京8/19)。東北地方でも影響は深刻である。七十七銀行のシンクタンクは、東北6県の夏祭り中止などによる総合波及効果の損失額が約2,600億円に上るとの試算を公表した(東奥日報・青森8/14)。
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