*キリスト教徒への迫害が強まる
記事年月 | 2020年10月-12月 |
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号数 | 89 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1.東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 中国 |
トピック | |
タイトル | *キリスト教徒への迫害が強まる |
本文 | 中国全土にある政府非公認の「家庭教会」だけではなく政府管理下にある「三自教会」も家宅捜索を受け閉鎖されていると、7~9月までの以下の状況について『ビターウィンター』が10月5日に報じた。「家庭教会」の会場においては、7月初旬に陜西省北西部の集会場に地元警察が入り、信者の所持品や全室を捜索し、聖書をすべて没収した。また、浙江省衢州市が管理する開化県の会場に集まっていた信徒ほぼ全員が家宅捜索を受け、説教者は何度も召喚された。8月下旬には浙江省東部の新城市で政府関係者と警察官100人以上が会場を取り壊した。集会場には宗教担当者により監視カメラが設置され、教会の伝道師は何度も警察に呼び出されて尋問を受けた。 「三自教会」においても7月以来、新余市の農村部にある5つの教会が閉鎖された。9月13日、山東省東部の済寧市梁山県にある教会で、礼拝の際に警察官と政府関係者8人が乱入、その場にいた人々は「新宗教条例では違法とされる集会に参加した」とされ、警察官は聖書4冊を没収、信徒に「信仰が必要なら共産党を信じろ」と言い渡した。同日、警察官は入り口の鍵を壊して会場に侵入、献金箱と椅子100脚を略奪、牧師は逮捕を恐れて身を隠した(クリスチャン11/1ほか)。 |