*キリスト教に改宗した旧ポル・ポト政権元収容所長が死去
| 記事年月 | 2020年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 89 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-2.東南アジア】 |
| 国名 | カンボジア |
| トピック | |
| タイトル | *キリスト教に改宗した旧ポル・ポト政権元収容所長が死去 |
| 本文 | 9月2日、1970年代の旧ポル・ポト独裁政権下で首都プノンペンの政治犯収容所の所長だったカン・ケ・イウ受刑者が首都の病院で死亡した。77歳だった。「S21」と呼ばれたこの収容所では、同受刑者の監督下で1万2千人以上が殺害された。長期にわたって身を隠していたが、1999年に逮捕され2012年に終身刑が確定。ポル・ポト政権幹部の被告5人のうち、裁判に全面協力した唯一の人物として知られる。逮捕直前はキリスト教徒として難民支援活動に従事していた。独裁政権下で家族を失ったあるカンボジア人記者は、カンボジア仏教では来世でも前世の責任を負うという教えがあるため、同受刑者は「改宗して神に救いを求めた」のではないかと語っている(毎日・夕10/3ほか)。 |