*アムネスティ・インターナショナル、インドでの活動停止声明
| 記事年月 | 2020年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 89 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-3.南アジア】 |
| 国名 | インド |
| トピック | |
| タイトル | *アムネスティ・インターナショナル、インドでの活動停止声明 |
| 本文 | 9月29日、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが声明を発表し、インド国内での活動を停止することを明らかにした。同団体は声明の中で、過去2年間インド政府から度々「嫌がらせ」を受け、9月10日に銀行口座が凍結されたことによって職員の給与を支払うことが不可能になったと主張した。口座凍結は、政府が許可しない団体への国外からの資金提供を禁じる「外国貢献規制法」にアムネスティが違反したとする政府の判断によるものだが、アムネスティ側は国内の寄付で活動していると述べ違法性を否定している。アムネスティは2020年2月のヒンドゥー教徒とイスラム教徒が衝突した暴動で警察がヒンドゥー教徒側に加担していたとの調査結果を発表するなど、ヒンドゥー至上主義を掲げる現政権を批判してきた。あるNGO関係者は、一部のヒンドゥー教徒の間に「欧米NGOが慈善活動を通じてキリスト教を布教している」という反感があり、インド国内のNGOは困難な時期を迎えていると話す(毎日10/9)。 |