*教皇が新枢機卿13人を叙任
| 記事年月 | 2020年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 89 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-7.西ヨーロッパ】 |
| 国名 | バチカン(聖座(Holy See)) |
| トピック | |
| タイトル | *教皇が新枢機卿13人を叙任 |
| 本文 | 教皇フランシスコは11月29日、サンピエトロ大聖堂で枢機卿会議(コンチストーロ)を開き、新たな13人の枢機卿の叙任式を行った。叙任式では教皇が新枢機卿の頭に緋色の聖職者用角帽(ビレタ)をかぶせる。今回の枢機卿会議は新型コロナウイルス感染症が拡大するなかで開催されたため、一般参加者の人数が抑えられたほか、オンラインで参加する枢機卿も少なからずいた。新枢機卿のうち2名は、パンデミックに関連する事情で式に参加できなかったため、教皇代理使節によって後日、枢機卿を象徴する緋色の帽子(ベレッタ)と指輪が届けられることになった。また、ワシントン大司教区のグレゴリー大司教がアフリカ系アメリカ人として初めて枢機卿に抜擢されたことも注目を集めた。グレゴリー大司教は人種差別などと闘うリベラル派として知られており、今回の枢機卿抜擢はトランプ政権に対する教皇の批判的姿勢を暗に表明したものではないかという見方もある(キリスト12/25ほか)。 |