*金閣寺、不適切工事で盛り土一部損壊
| 記事年月 | 2020年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 89 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-2.仏教】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| タイトル | *金閣寺、不適切工事で盛り土一部損壊 |
| 本文 | 世界遺産・鹿苑寺(金閣寺)で行われた工事が適切であったかどうかを確認する発掘調査の結果が10月6日、京都府と京都市によって公表された。発掘調査は、京都市埋蔵文化財研究所の職員による文化庁への申し立てを受け、府と市によって9月から行われていた。同職員は、鹿苑寺による仮設通路や石垣の造成によって、存在が推定されている七重塔「北山大塔(きたやまだいとう)」跡地付近の盛り土の主体部が削り取られたと訴えていたが、府と市は同造成による影響は確認されなかったと発表した。一方で、2013年から行われていた仮設店舗やトイレの設置に伴う排水管工事において盛り土の裾部が無許可で掘られていたことが判明。府と市、文化庁は「悪質さは感じられないが、過失があったのも確かだ。経緯を確かめ、相応な対応を考えたい」とし、最終的な措置を決める予定(京都・京都10/7、毎日・大阪10/7ほか)。 [→『ラーク便り』88号9頁参照] |