*複数の神社建築物が国宝・重文に指定へ

*複数の神社建築物が国宝・重文に指定へ

記事年月 2020年10月-12月
号数 89
媒体 専門紙
大分類 10月
国名 日本
トピック 神社新報
タイトル *複数の神社建築物が国宝・重文に指定へ
本文  国の文化審議会は10月16日、新たな国宝と重要文化財の指定について文部科学大臣に答申した。このうち神社関係では、八坂神社(京都市)の本殿が国宝に、明治神宮(渋谷区)の社殿群と鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)が所有する旧神奈川県立近代美術館が重要文化財に指定される。現在の八坂神社本殿は江戸時代の1654年に4代将軍・徳川家綱によって建立されたが、その様式が平安時代の建築の空間構成を伝え、中世の信仰儀礼と建物の関係をよく示しているとされ高い評価を得た。明治神宮は、1945年の空襲によって焼失したが、1958年に元内務省神社局の角南(すなみ)隆の設計により再建。大規模な社殿群を特徴的な意匠でまとめており、戦後日本にふさわしい神社を目指した建築群として価値が高いという。旧神奈川県立近代美術館は、戦後モダニズム建築の出発点となる建物として重要と判断された(26日付)。
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