＊聖なる牛に関する試験、教材への批判殺到で延期
| 記事年月 | 2021年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 90 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
| 国名 | インド |
| トピック | |
| タイトル | ＊聖なる牛に関する試験、教材への批判殺到で延期 |
| 本文 | 政府機関「国家牛委員会（RKA）」の監督下で2月25日に実施される予定だった「牛の科学」オンライン試験が急遽中止されることに決まった。2019年にモディ政権はヒンドゥー教で神聖視される牛の屠畜や残酷な扱いの禁止を徹底することを目的に同委員会を設立。牛に関する知識を資格認定する制度として、義務ではないものの全国民の受験を期待して試験の準備を進めていた。ところが、「牛を殺害すると地震が起きる」「インド国内の牛は慈悲深いが、外国の牛は違う」など、RKA作成の試験準備用教材の内容が「宗教的な疑似科学を助長している」として科学者などから批判が噴出。委員会は中止の理由を事務手続き上のものと発表したが、今後の実施予定日などは明確にしていない（International New York Times2/24ほか）。 |