*正教会の大聖堂建設のための指定建造物取り壊しに抗議高まる
記事年月 | 2021年1月-3月 |
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号数 | 90 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-6. 東ヨーロッパ】 |
国名 | キプロス |
トピック | |
タイトル | *正教会の大聖堂建設のための指定建造物取り壊しに抗議高まる |
本文 | 首都ニコシアの旧市街地に大聖堂を建設するため、建設予定地に隣接する指定建造物が2月1日に取り壊されたことで、キプロス正教会に対する抗議の声が高まっている。キプロス内務省は翌日2日、「指定建造物の恣意的で違法な取り壊しに、大いに困惑し、憂慮している」とコメントしたうえで、取り壊された指定建造物は教会の所有地に立っていたとはいえ、文化遺産保護法に違反するとの見解を示した。取り壊されたのは1927年に建てられた建造物で、旧市街地には他にも7千棟の指定建造物がある。キプロスでは正教会が大きな政治的影響力を持つが、今回の取り壊しに関しては、最高指導者の大主教クリゾストモス2世に対する抗議が激化している(キリスト2/21)。 |