*醍醐寺、「宇宙寺院」建立へ
記事年月 | 2021年1月-3月 |
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号数 | 90 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-2.仏教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *醍醐寺、「宇宙寺院」建立へ |
本文 | 真言宗醍醐派総本山・醍醐寺は2月1日、ベンチャー企業「テラスペース」と協力して「宇宙寺院」の建立を目指すことを発表した。2023年に人工衛星を打ち上げ、内部に本尊や曼荼羅などを搭載することで寺院の機能を持たせる計画。人工衛星は縦約20cm、横約30cm、高さ約10cmで、高度約500kmの軌道上で1時間半ほどかけて地球を周回する。位置情報をスマートフォンアプリで確認でき、地球のどこからでも参拝できるようにする。地上撮影用のセンサーを設け、電波が届かない山間部にある寺院の防災に役立てることも目指す。宇宙寺院の名称は、仏教上の言葉で人間の存在を形成する要素や大きな時間の流れを意味する「劫」「蘊」の字を用いて「浄天院劫蘊(ごううん)寺」とした。醍醐寺は「地域や人種、宗教を超え、宇宙からの大きな目線で平和や安全を祈る寺院が必要と考えた」としている(読売・東京2/2、京都・京都2/2)。 同寺では2月8日、宇宙全体の平和やコロナ禍の収束を祈る「宇宙法要」が行われた。法要のインターネット中継には海外からもアクセスがあったという。同寺は衛星打ち上げ後も、宇宙から届く画像を見ながら法要を執り行いたいとしている(東京・東京2/13ほか)。 |