*清水寺で絵馬や巡礼札など発見相次ぐ

*清水寺で絵馬や巡礼札など発見相次ぐ

記事年月 2021年1月-3月
号数 90
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
タイトル *清水寺で絵馬や巡礼札など発見相次ぐ
本文  数百年ぶりに大規模な修理を進めている北法相宗大本山・清水寺で、新史料の発見が相次いでいる。2020年末には、本堂にかかる巨大絵馬の後ろから縦約60cm、横約80cmの絵馬が発見された。1633年ごろに奉納されたものとみられ、寺に現存する絵馬で3番目に古いという。専門家は江戸時代の狩野派によるものと推測している(京都・京都・夕1/26)。また2021年2月2日には、本堂の壁面に取り付けられた長押(なげし)の中から巡礼札718点が見つかったことが報じられた。巡礼札は参拝の印として霊場に奉納されるもので、今回見つかった巡礼札の多くは西国三十三所観音霊場巡りの巡礼者が納めたものだという。その他、「千度参り」「百度参り」で使われる千度串や千度札も300点以上見つかった。同寺は、いずれも古くからの信仰を示す貴重な民俗史料として保存するとしている(京都・京都2/2、産経・大阪・夕2/25ほか)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る