*休眠寺の土地・建物を国有化へ
| 記事年月 | 2021年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 90 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-2.仏教】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| タイトル | *休眠寺の土地・建物を国有化へ |
| 本文 | 住職の死亡後、後継ぎがおらず休眠状態となっている浄土宗・金皇寺(島根県大田市)について、境内の土地・建物を国有化する手続きが進められていることが、2月18日に報じられた。文化庁によれば、不活動宗教法人の土地・建物を国有化するのは1951年の宗教法人法施行以降初めて。2013年に同寺の住職が死亡し、不動産管理や宗教活動が困難になったことから檀家や浄土宗が寺の解散を決めた。しかし土地・建物の引き取り手が決まらなかったため、浄土宗と全日本仏教会が国に相談し、宗教法人法に基づいた国有化の方針でまとまった。宗教法人は税制面で優遇されることから脱税に利用されるケースもあり、文化庁宗務課は今回の措置について「不正の温床になるのを防ぐ対策として一つのモデルになる」とする。ただし本来は活動再開や他の寺院との合併を目指す方が望ましいとして、安易な国有化には慎重な姿勢をみせている(毎日・島根2/18)。 |