*沖縄戦犠牲者の遺骨が交じる土砂使用中止を求める動き

*沖縄戦犠牲者の遺骨が交じる土砂使用中止を求める動き

記事年月 2021年1月-3月
号数 90
媒体 国内
大分類 【A-3.習俗・慰霊】
国名 日本
トピック
タイトル *沖縄戦犠牲者の遺骨が交じる土砂使用中止を求める動き
本文  沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立てをめぐって、沖縄戦の犠牲者の遺骨が含まれる土砂が使われることに反対する動きが広がっている。遺骨収集を続ける市民団体「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんは、国の土砂採取・使用計画断念などを求めるハンガーストライキを3月1日から6日まで沖縄県那覇市の沖縄県庁前の広場で行った。最終日である6日には玉城デニー沖縄県知事もハンガーストライキ中の具志堅さんを訪問し、「深い思いを持っていることを、行政でも受け止めていく」と述べ、対応策を急ぎ検討しているとの考えも示した。同日の東京・渋谷駅ハチ公前広場でも具志堅さんのハンガーストライキに連動する集会が開催され、「平和をつくり出す宗教者ネット」のメンバーら約100人が参加した(朝日・東京3/3、沖縄タイムス・那覇3/7、赤旗3/7)。3月8日から12日には沖縄県庁前で「辺野古に新基地をつくらせない宗教者の会」(島ぐるみ宗教者の会)とガマフヤー支援者の会の呼びかけで土砂採取反対署名が行われた(沖縄タイムス・那覇3/9)。遺骨土砂の使用に反対する宗教者らの反対署名は3万2,800人分が集められ、3月26日に照屋義実沖縄県副知事に提出された(赤旗3/27)。遺骨土砂を埋め立てに使わないよう求める意見書の可決も、沖縄県内の市町村議会で広がっている(沖縄タイムス・那覇3/23)。
[→『ラーク便り』89号24頁参照
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