*菊地直子元信者の損害賠償請求の判決
記事年月 | 2021年1月-3月 |
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号数 | 90 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-5.新宗教】 |
国名 | 日本 |
トピック | オウム真理教(現・Aleph(アレフ)・ひかりの輪など) |
タイトル | *菊地直子元信者の損害賠償請求の判決 |
本文 | 1995年のオウム真理教による東京都庁爆発物事件で殺人未遂ほう助罪に問われたが無罪となった菊地直子元信者が、自身に関する記事によって名誉を傷つけられたとして損害賠償などを求めた諸訴訟の判決が3月2日に下された。 2012年6月の『毎日新聞』2紙にオウム真理教のサリン製造に菊地元信者が関与していたことを示す記載があったとして毎日新聞社を相手に165万円の損害賠償を請求していた。しかし東京地裁は記事の内容が真実であると信じる相当の理由があったとして菊地元信者側の請求を棄却した(毎日・東京3/3)。 また、菊地元信者が地下鉄事件に関与しており有罪になるとの前提で執筆された記事が2012年6月と2015年5月の『週刊新潮』に掲載されたとして、発行元の新潮社などに165万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決があった。東京高裁は1審に続いて名誉毀損を認め、新潮社側に55万円の支払いを命じた(東京・東京3/3、産経・大阪3/3)。 [→『ラーク便り』81号32~33頁、88号28頁参照] |