*東日本大震災10年をめぐる両陛下の動き

*東日本大震災10年をめぐる両陛下の動き

記事年月 2021年1月-3月
号数 90
媒体 国内
大分類 【A-7.皇室】
国名 日本
トピック
タイトル *東日本大震災10年をめぐる両陛下の動き
本文  天皇・皇后両陛下は3月11日、東京・国立劇場で開かれた政府主催の東日本大震災10年の追悼式に出席された。天皇陛下は標柱に向かって約6分間の「お言葉」を述べられ、復興が進む中にあっても、被災後に新たに築かれた地域社会で人間関係を培うことの難しさや、震災の教訓を次世代へ語り継いでいくことの大切さなどについて言及。側近によると、この「お言葉」は10年間にわたる被災地訪問を思い返し、皇后さまとともに直前まで推敲を重ねられたという(読売・東京3/12、産経・東京3/13ほか)。
 これと前後して、両陛下はオンラインで被災地を視察された。3月4日、住居の赤坂御所と岩手県をオンラインでつなぎ、両陛下は復興状況を視察するとともに同県釜石市と陸前高田市の被災者らと懇談された。震災被災者との交流は、天皇陛下の即位後初めてのこと(産経・東京3/5、岩手日報・盛岡3/5ほか)。3月17日には宮城県の被災者らをお見舞い。同県の村井嘉浩知事から復興状況の説明を受けた後、同県気仙沼市、山元町とつないで、それぞれ市長、町長や被災者らと言葉を交わされた(産経・東京3/18、読売・東京3/18ほか)。
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