*カトリック正平協、女性国際戦犯法廷から20年を機に要望書を提出

*カトリック正平協、女性国際戦犯法廷から20年を機に要望書を提出

記事年月 2021年1月-3月
号数 90
媒体 専門紙
大分類
国名 日本
トピック キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞
タイトル *カトリック正平協、女性国際戦犯法廷から20年を機に要望書を提出
本文  日本カトリック正義と平和協議会(カトリック正平協)は2020年12月12日、旧日本軍の「慰安婦」制度を裁く女性国際戦犯法廷が2000年に東京で開催されてから20年の節目に、政府への要望を示した声明文を菅義偉首相に送った。同声明は、女性国際戦犯法廷が出した結論を日本社会と政府にもう一度訴えねばならないとして、旧日本軍の「慰安婦」制度が国家公認の強姦と奴隷化であったと認めること、被害者への謝罪と賠償を行うこと、「慰安婦」を歴史に位置付けてその記憶を継承する努力をすること、他国やその自治体に「平和の少女像」の撤去を目的とした介入をやめることを政府に求めた。また、同声明は補足事項として、カトリック教会内部での聖職者による性暴力が問題化している近年の状況に言及して、このような声明を政府に提出することは、カトリック教会自身に、性暴力の事実を認め反省を求めることでもあると強調した(キ1/21)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る