*東日本大震災から10年、各地をつなぐ追悼・慰霊行事

*東日本大震災から10年、各地をつなぐ追悼・慰霊行事

記事年月 2021年1月-3月
号数 90
媒体 専門紙
大分類
国名 日本
トピック 中外日報
タイトル *東日本大震災から10年、各地をつなぐ追悼・慰霊行事
本文  2011年の東日本大震災から10年を迎え、各地で宗教者らの追悼・慰霊行事が営まれた。新型コロナウイルスの感染拡大により規模を縮小し、オンラインで全国をつなぎながら犠牲者を悼むとともに、被災地の復興を加速させ、震災の記憶を継承していく決意が新たにされた。
 全日本仏教青年会などは3月10日、福島県伊達市の曹洞宗成林寺で東日本大震災慰霊復興祈願法要を行い、その様子をユーチューブで配信した。各地で行われた法要の模様も中継し、Zoomでつなぎながら共に祈りを捧げた。3月13日には世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会が、仙台市若林区の鎮魂モニュメント「荒浜記憶の鐘」の前で復興合同祈願式を行った。今回は現地での式典に加えZoomでの参加も呼び掛けられ、約140人が参加した。
 全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)も、3月11日に「東日本大震災から10年 追悼の祈り」を行った。加盟している全国の事業者1,280社で焼香、献花ができる場を設け、震災の発生した午後2時46分に一斉に追悼の祈りを捧げた。もともとは震災から10年に合わせて合同慰霊祭を検討してきたが、コロナ禍のため全国各地で追悼することとなったという。全葬連は震災直後から納体袋や棺等の提供、現地での納棺などの支援を行った。また全国の葬祭業協同組合とともに各地で緊急災害時対応協定を締結し、棺や納体袋の集積場所の事前指定など、災害時の備えを進めている(3/12、3/19)。
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