*割礼に関する判決で物議
記事年月 | 2012年7月-9月 |
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号数 | 56 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | ドイツ |
トピック | |
記事タイトル | *割礼に関する判決で物議 |
本文テキスト | 5月、ケルン地裁が宗教上の理由から男児の性器の包皮を切り取る割礼を、傷害罪にあたると判断したことが物議を醸している。6月に判決が報じられると、割礼を伝統とするイスラム教徒やユダヤ教徒から反発がおき、特にユダヤ人中央評議会は「宗教共同体の自己決定権に対する前例のない侵害」と強く抗議した。割礼は世界各地で行われているため、政府はドイツのみで違法となるのは避けたい構え。超党派の議員団は7月19日、子供の権利が尊重され医学的合理性に基づく割礼を認める法案を秋までに議会に提出するよう政府に要請した。ドイツでは年間推計5万人が割礼を受けている(毎日8/9ほか)。 |