*福島汚染水海洋放出に抗議、NCC、日本YWCA、矯風会が声明
記事年月 | 2021年4月-6月 |
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号数 | 91 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | |
国名 | 日本 |
トピック | キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞 |
タイトル | *福島汚染水海洋放出に抗議、NCC、日本YWCA、矯風会が声明 |
本文 | 政府は4月13日、福島第一原発の汚染水を浄化処理した処理水を海洋放出する方針を決定した。だが、放射性物質トリチウムは浄化処理を経ても取り除くことができない。それゆえこの決定後、トリチウムを含む処理水を海洋に放出することについて、日本のキリスト教界から抗議の声があがった。NCCは4月15日、平和・核問題委員会との連盟で、福島汚染水海洋放出に抗議する声明を発表した。声明は、創世記や出エジプト記に触れながら、リスクをコントロールできない核兵器開発や原子力利用を批判し、「いのちと地球環境に対する破滅的破壊行為を続ける貪欲文明の隷属から解放される道を、勇気と英知をもって決断しなければなりません」と主張した(ク4/25)。日本YMCAも4月21日、「すべての声明への有害性が懸念される海洋放出は、究極の環境汚染」として、閣議決定の撤回を求めた。日本キリスト教婦人矯風会も翌22日に抗議声明を発表し、「海洋への環境破壊を食い止めることに全力を尽くし、美しい国土に根を下ろしてきた人々の暮らしを守ることに全力を上げることが本筋」と主張した(キ5/11)。 |