*有識者会議でヒアリング実施、女性・女系天皇見送り
記事年月 | 2021年4月-6月 |
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号数 | 91 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-7.皇室】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
タイトル | *有識者会議でヒアリング実施、女性・女系天皇見送り |
本文 | 4月8日、政府は安定的な皇位継承を議論する有識者会議の第2回会合を開いた。同会合では初めてのヒアリングが行われた(東京・東京4/9)。ヒアリングは6月7日の第6回会合まで重ねられ、皇室制度や歴史、法律のみならず幅広い分野の専門家ら計21人から意見を聴取した。女性天皇については容認する意見が多かったものの、女系天皇については賛否が分かれた(読売・東京6/8、毎日・東京6/11)。同月16日には第7回会合が開かれ、女性・女系天皇については見送り、現在の皇位継承順位を変更しない方針が確認された。皇族数確保のため、女性皇族が結婚後も皇室に残る「女性宮家」の創設と、旧宮家の男系男子子孫による皇籍取得の是非を軸に、今後の議論が進むことになる(東京・東京6/17)。30日の第8回会合では、「内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持する」案と、「養子縁組により皇統に属する男系男子が皇族になるのを可能にする」案を中心に議論することが決まった。8月までに見解をまとめ、政府が秋までに国会に報告する(日経・東京7/1)。 [→『ラーク便り』90号37頁参照] |