*現代チベット社会の婚姻を主題とした映画『ラモとガベ』
記事年月 | 2021年4月-6月 |
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号数 | 91 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 中国 |
トピック | |
タイトル | *現代チベット社会の婚姻を主題とした映画『ラモとガベ』 |
本文 | チベット映画特集「映画で見る現代チベット」が3月13日から4月2日まで日本で開催され、現代チベット社会の婚姻を主題とした映画『ラモとガベ』が上映された。ソンタルジャ監督作品で、世界最長とされる東チベットの英雄叙事詩「ケサル王物語」に、現代の若い男女の運命を重ねて描いたもの。主人公ガベはラモとの結婚届を提出しに行くが、実は自分が結婚したことなっており妻がいることを知る。元婚約者との婚約は破談になったはずだが、実際は結婚したことになっていて、離婚も成立していなかった。しかも、妻に当たるその女性は現在出家し尼僧院にこもっているため、容易に離婚手続きが進まない。他方、ラモは歌舞劇「ケサル王物語」で生前の悪行から地獄へ落ちるケサル王の妃アタク・ラモを演じるが、私生活と舞台の両面で困難に直面する(Ministry4/25ほか)。 |