*爆発物情報は自作自演?ハマスは関与否定
記事年月 | 2021年4月-6月 |
---|---|
号数 | 91 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-6. 東ヨーロッパ】 |
国名 | ベラルーシ |
トピック | |
タイトル | *爆発物情報は自作自演?ハマスは関与否定 |
本文 | 5月23日、ギリシャからリトアニアに向かう格安航空会社の旅客機がベラルーシ領空を飛行中、同国当局により緊急着陸を命じられた。ベラルーシの運輸当局は24日、パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム主義組織ハマスを名乗る人物から、同機に爆発物を仕掛けたという脅迫メールを受け取っていたからだと説明。しかし、機内から爆発物は見つからなかった。ベラルーシ当局が緊急着陸を命じたのは、同機に搭乗していた反体制派ジャーナリストのプロタセビッチ氏を拘束するためだったという見方が強い。「欧州最後の独裁者」とも呼ばれるルカシェンコ大統領は近年、反体制派への暴行や拷問を繰り返しているとして、国内外から非難を浴びている。またハマスの広報官は、事件への関与を全面的に否定。ベラルーシ当局がハマスから脅迫があったと主張したことについては、「パレスチナ人への世界の同情を損なう試み」であると非難した(東京5/29ほか)。 |