*鈴木俊隆没後50年でシンポジウム開催

*鈴木俊隆没後50年でシンポジウム開催

記事年月 2021年7月-9月
号数 92
媒体 専門紙
大分類
国名 日本
トピック 仏教タイムス
タイトル *鈴木俊隆没後50年でシンポジウム開催
本文  北米で曹洞禅の布教に努めた鈴木俊隆の没後50年にあたり、その功績を検証するオンラインシンポジウム「鈴木俊隆の人と禅」が8月21日に開催された。鈴木俊隆はサンフランシスコ禅センターを設立し、世界24ヶ国以上で翻訳された『禅マインド ビギナーズマインド』の著者として知られる。このうち糸川定伸氏の報告では、従来の鈴木俊隆研究は日本の仏教史ではなくアメリカの仏教史に位置付けられてきたが、一次資料の収集・検討により、俊隆研究は曹洞宗や日本仏教の海外開教、また日本仏教史研究上に位置付けられるとした。石井清純氏は『禅マインド ビギナーズマインド』にみられる禅思想について、北米の個人主義的な傾向を意識した個の強調もみられるが、基本的には岸沢惟安らの『正法眼蔵』理解があり、伝統的解釈に即した記述がなされていると述べた(8/26)。
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