*人口抑制政策をテコにしてイスラム教徒人口増加を抑制か
記事年月 | 2021年7月-9月 |
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号数 | 92 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | インド |
トピック | |
タイトル | *人口抑制政策をテコにしてイスラム教徒人口増加を抑制か |
本文 | インド各州は、人口の増加に伴う雇用や必需品供給不足を懸念し、1世帯の子どもを2人以下に抑えるための人口抑制政策の検討を始めた。ウッタルプラデシュ州は8月までに人口抑制に関する新しい法律の草案を作成。草案には、子どもが2人以下の世帯には補助金支給などの優遇措置の導入、子どもが3人以上の世帯には補助金の不支給や州政府の福祉制度の利用不可、州議会選の被選挙権の剥奪が明記されている。国内メディアによれば、ほか3州でも同様の政策が検討されているという。 導入を検討するアッサム州首相のヒマンタ・サルマ氏をはじめ、ヒンドゥー至上主義を掲げるインド人民党の有力者からは、国内のイスラム教徒の人口増加ペースを懸念する声が上がっていた。そのため、各州は今回の人口抑制政策をテコにして少数派であるイスラム教徒の影響力を抑えるという見方もある(日経8/12ほか)。 |